胃・大腸内視鏡検査、ピロリ菌検査、逆流性食道炎外来、肛門疾患・便秘外来はヒルサイドクリニックへ。 胃腸内科、肛門外科、内科、外科。大船・栄区・本郷台・港南台・戸塚近く。
ヒルサイドクリニック 院長:山脇 優 横浜市栄区小菅ヶ谷4-9-1 TEL:045-479-8275 FAX:045-479-8276
胃内視鏡検査(胃カメラ)/ 大腸内視鏡検査/ 胃腸内科/肛門外科/ 逆流性食道炎症外来/ 便秘外来/ 内科/外科
往診地域 栄区・港南区(一部)
胃酸や、時には短銃や膵液などの十二指腸液が、胃から食道に逆流することによって起こる食道の病態を「胃食道逆流症(GERD)」と言います。 その中で、内視鏡で食道粘膜に明らかなびらんなどの炎症性変化を認める状態を「逆流性食道炎」と呼びます(図1)(図2)。 さらに、逆流性食道炎を繰り返すうちに、食道粘膜が本来の扁平上皮から、胃粘膜に似た円柱上皮に置き変わった状態を「バレット食道」と言います(図3)。
食道下端にはおよそ3cmの長さで下部食道括約筋(LES)があり、この筋が緊張することにより胃内容の逆流を防いでいます。食べ物を飲み込むと、この筋は緩み、食べたものが胃の中へ流れるようにできています。なお、LESは平滑筋です。 年を取るとこのLESが緩んできて、胃液が逆流するようになります。また、肥満や過食などによりLESに胃からの圧力が加わった状態が続くことにより逆流が起こることがあります。胸腔内に胃の一部がはみ出す状態(食道裂孔ヘルニア)になり逆流が起こることもあります。
酸っぱいものが上がる(呑酸)、胸やけ、胸痛(または背部痛)、つかえ感。さらには喉の痛みや慢性的な咳が見られることもあります。
バレット食道上皮はやがて腸上皮化生から腺癌へと変化します。 バレット腺がんの発生率は、日本人では欧米人に比べ高くありません。 しかし、今後ヘリコバクターピロリの罹患率の減少、GERDの増加に伴いバレット腺がんも増加することが予想されます。